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サヘルの植物写真図鑑:Fakara Plants

公表年月日:平成17年11月17日
最終更新日:平成21年5月25日

 西アフリカ・サハラ砂漠の南側の縁にあたるサヘル地帯は、肥沃度の低い砂質土壌が広がっている。降雨が少なく不安定であるため、高木はまばらで灌木や一年生植物が優占し、栽培作物をはじめ植物によるバイオマス生産量は著しく低い。この地域でICRISATと共同で行っているJIRCASの研究プロジェクトは、土壌肥沃度の維持向上に貢献する植物種の探索を進める中、牧畜を行う遊牧民と作物栽培を行う農耕民のいずれも、自生する植物の様々な部分を多目的に利用していることを明らかにしてきた。
 このウェブサイト[Fakara Plants]は、サヘル帯に分布する植物のデータベースで、タイトルの「Fakara」とは、ニジェール共和国南東部にあるプロジェクトの実証サイトの地域名である。写真、現地名(ザルマ語)ならびに利活用に関わる情報は、ほとんどこの地域で集められたものである。休閑を含む農耕地、放牧地、路傍、さらにはいわゆるタイガーブッシュ(荒地に見られる灌木から成る植生)に至るまでの、主な植物種を網羅した。国際的な公共財としてこのデータベースが活用されることを考え、まずは英語版で取りまとめを行い、ここに公表する。
 なお、この植物写真図鑑はサヘルの植物に関する情報を共有する場を提供することを目的として公開するもので,具体的な植物利用の手引きとして作成されたものではない。したがって,たとえば食用や薬用と表記された種について,その安全性を確認しているわけではないことに留意されたい。また,内容には細心の注意を払っているが,なお誤りや不十分な点があるものと思われる。今後さらに改良・補充を重ねていきたいと考えているので,専門家や利用者各位からのご助言を乞いたい。