資源環境管理

開発途上地域の土壌、水、生物資源等の持続的な管理技術の開発

現在地球規模の環境問題が顕在化しています。気候変動についてはこれまで経験したことのないような影響を我々の生活に与える恐れがあります。中でも開発途上地域は、そのような影響を特に受けやすいとされています。そのような地域で農林水産業を維持発展させるためには、生産資源の持続的な管理に基づいた農業技術の開発が必要です。一方、気候変動の原因とされる温室効果ガスについて、農業が主要な発生源のひとつとされています。今後の人口の伸びと、経済発展を考えると、開発途上国における農業分野からの温室効果ガスの増加が懸念されます。これについては一国だけでの対応は困難であり、国際的な取組が必須です。

JIRCASは国内の研究機関の中で唯一、熱帯・亜熱帯地域の開発途上地域における農業、林業、水産業にかかわる研究を実施する機関であり、その中期目標において、JIRCASが推進すべき研究方向の1つとして「開発途上地域の土壌、水、生物資源等の持続的な管理技術の開発」という課題が示されています。資源環境管理プログラムではこの目標を達成するため、5つのプロジェクトを推進します。それぞれのプロジェクトが研究対象とする資源についてその概要を図1に示しました。

関連する研究プロジェクト

研究成果情報

関連するJIRCASの動き

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JIRCAS生産環境・畜産領域の辻本泰弘研究員が、「第20回日本作物学会研究奨励賞」を受賞しました。

生産環境・畜産領域 伊ヶ崎健大研究員と飛田 哲 領域長が、日経地球環境技術賞優秀賞を受賞

JIRCAS生産環境・畜産領域の伊ヶ崎 健大研究員と飛田 哲領域長が、このたび「第25回日経地球環境技術賞優秀賞」を受賞したことが、10月16日に日経新聞で発表されました。

関連するイベント・シンポジウム

シンポジウム
開催日
第1回帰国報告会
場所
国際農林水産業研究センター研究本館 (2階 国際会議室)
イベント
開催日
乾燥地草原保全プロジェクト第3回調整委員会
場所
モンゴル国・ウランバートル市

出張報告書