カメルーン国で第3回アフリカ稲会議に参加

アフリカイネセンター(Africa Rice Center)は、イネの品種開発・普及などの研究を通じてアフリカの貧困緩和と食糧安全保障に貢献することを目的として設立された国際研究機関です。

このアフリカ稲センターが開催国と協力して主催する第3回アフリカ稲会議が、カメルーン国ヤウンデにおいて10月21日~24日に開催されました。この会議が取り扱う主題は「小規模農家とアグリビジネスの発展による食糧安全保障を目指したアフリカ稲研究」です。会議は5つのシンポジウム、3つの全体討議、現地視察などから構成され、会議翌日の25日には、国際稲研究所(IRRI)、アフリカイネセンター、JIRCASなどが参加するGRiSP(イネ科学のためのグローバル・パートナーシップ)のグローバル・フォーラムが併せて開催されました。

JIRCASは、アフリカでのイネに関する研究を展示するブースを設置し、成果の広報に努めるとともに、これらの研究に携わる研究者3名が口頭およびポスターによって、担当する研究内容を発表するなど、本会議に積極的に参加しました。現地視察では、国際協力機構(JICA)が実施する熱帯雨林地域陸稲振興プロジェクトの試験サイトも訪問しました。またグローバル・フォーラムでは、アフリカにおいて稲作を推進するために研究者がなすべきことについて各国からの参加者と自由闊達な意見交換を行いました。

閉会式では、60ヶ国から650名以上の参加があったことが発表され、会議での討議結果等を踏まえ、稲作関係者に向けた提言がなされました。

JIRCASは現在、西アフリカで重点的に研究を取り組んでいますが、今回の会議を通じて中央アフリカでの稲作研究事例を学ぶことができ、共通する問題を抱えるカメルーンなどにおいてもJIRCASの研究成果を活用できる可能性を感じました。

  • 科学技術革新大臣のJIRCAS展示ブースへの来訪

    科学技術革新大臣のJIRCAS展示ブースへの来訪

  • 全体討議の議長を務める岩永勝理事長

    全体討議の議長を務める岩永勝理事長

  • JIRCAS職員による研究ポスターの発表

    JIRCAS職員による研究ポスターの発表

  • GRiSPグローバル・フォーラムでの意見交換会の様子

    GRiSPグローバル・フォーラムでの意見交換会の様子