DOAチェンマイ畑作物研究センターを訪問

JIRCASが農業生物資源ジーンバンク事業で熱帯性ダイズ種子増殖事業を委託している、タイ農業局(DOA)チェンマイ畑作物研究センターを8月13日に訪問しました。

同センター所長のMr. Sutad Pintasenによれば、同センターの主な研究対象作物は、ダイズ、トウモロコシ、ラッカセイ、ゴマですが、研究員の多くがダイズに関与しており、ダイズに関する研究と優良種子の増殖・配付を実施しています。

ダイズはタイ北部の国境地域に在住する山岳民族(シャン族、ラオ族等)の重要作物で、同センターは、高標高地域での栽培に適した品種の開発に関心を持っています。また、高収量、早熟、高タンパク、大粒といった形質を重視した育種を行っています。

同国のダイズ生産は、①畑地におけるダイズ生産(トウモロコシとの輪作が中心)、②水稲後作のダイズ生産、③伝統的な枝豆生産(国内消費用)、④契約栽培による枝豆生産(輸出用高級品)の4種の形態に分類されます。

同国のダイズ生産は、トウモロコシと競合しており、近年は収益性の関係から、ダイズからトウモロコシへ転作する農家が増え、国内のダイズ栽培面積は減少しているようです。

ダイズの消費を喚起するため、同センターでは、ダイズを原料とする加工食品の開発も実施しており、ダイズ粉を使用したフレンチフライ風の食品や、醤油味の煎り豆風の食品が、既に試作されています。

  • チェンマイ畑作物研究所の試験圃場

    チェンマイ畑作物研究所の試験圃場

  • 醤油味の炒り豆風食品

    醤油味の炒り豆風食品


     
  • ダイズ粉が原料のフレンチフライ風食品

    ダイズ粉が原料のフレンチフライ風食品